- HOME
- ケンちゃんのつぶやき
- 実験!遮熱塗料! その3~結果測定!
実験!遮熱塗料! その3~結果測定!
実験!遮熱塗料! その3~結果測定!
さて、いよいよ実験の結果発表です。
施工前に撮影した日と同等な暑さの日を選ぶべきなのですが、ここに来てやや猛暑が収まってきてしまいました・・・
やきもきしながら暑い日を待ちましたが、本日(7月22日)の午後に、ほんの一瞬だけ急激な暑さが襲ってまいりましたので、この機を逃すまいと計測を行いました。
まずは外気温の測定です。
前回とほぼ同じ位置の日中昼日なたで測定いたしました。
39.3℃!前回よりも2℃ほど低いですが、こればっかりはお天気のことなので、こちらの都合どうりにはいってくれません。
しかし一般的には充分な猛暑日だと思われますので、このまま実験を継続いたしました。
そして前回同様に閉めきった倉庫の内部の測定へ。
なんと!36.7℃です!
外気温より2.5℃も低くなりました!
前回は室内の方が1℃も暑かったのですが、これは実質マイナス3.5℃と言ってもいいのではないでしょうか?
実際に倉庫内に入った瞬間に感じていた、めまいがするような猛烈な暑さは影をひそめ、「あ、涼しい」と感じるほどの効果でした。
では、実際に屋根に登って表面温度を測ってみましょう。
前回と同じ位置で計測した結果が、これです!
なななんと!36.0℃を示しています!
前回は60℃近い値を示していましたが、今回は体温と変わらない数値まで落ちていました!
一瞬間違って私の体温を測ってしまったのかと思いましたが、なんど測っても同じ数値を示しました。
北側の、わずかに日当たりが弱い場所ではこんな感じでした。
少し見づらいですが、数値は34.0℃になっています。
そして外気温はこの時点で40.2℃です。
遮熱塗料塗布前と比較したら、これはかなりの効果があると断言してもいいと思います。
単純比較はできないとはいえ、室内気温を冷房で3℃下げるには相当な電力を必要とするはずですが、遮熱塗料を塗布するだけでそれが実現できてしまうということです。
今回実験したような倉庫や事業所、工場等での遮熱効果は疑いようがないように思えます。
続いてコロニアル部材での測定結果です。
一般住宅の屋根材によく使用されている部材なので、こちらの実験結果も重要になってきます。
ただ、今回の測定を行う準備をしている間に、空模様が曇ってきてしまったため、今回の測定結果はあくまでも参考結果になるとは思います。
まずは、透明な下塗り材のみ塗布した、元の素地に近い部分の結果です。
こちらは45.2℃になっていました。
この数値がひとつの基準になると思います。
続いて遮熱ではない、水性シリコン樹脂の一般的な屋根材を塗布した場合です。
色は住宅の屋根に多いダークグレーを選択しました。
ちょっとピントが合ってませんが(汗)、44.8℃となっています。
やはり色が素地の黒よりも薄いのと、塗料のツヤによって少し低い値が出ているようです。
続いて、サーモアイUVのネオサファイヤブルーという、青系の遮熱塗料を塗布した面です。
ご覧のとおり、42.4℃になっています。
素地に比べれば3℃弱低くなっておりますが、これは胸を張って効果があったと言えるかというと、非常に微妙なところだと思います。
最後に、倉庫と同じクールホワイトを塗布した部分です。
こちらは36.8℃でした。
素地面に比べると-8.4℃となっており、曇ってしまった条件下ではかなりの効果が認められます。
ここまでくると、表面に手で触れただけでもその温度の違いがはっきりと分かるほどです。
青いネオサファイヤブルーの面と比べても、5.6℃も低い値でした。
同じサーモアイUVを塗布していながら、ここまでの差がでてしまいました。
これには塗料の色に関わる秘密があるのですが、これはその4にて解説したいと思います。
トラックバック
対応地域
埼玉県
深谷市,熊谷市,江南町,寄居町,行田市,加須市,羽生市,久喜市,蓮田市,幸手市,騎西町,北川辺町,大利根町,宮代町,白岡町,菖蒲町,栗橋町,鷲宮町,杉戸町,東松山市,滑川町,嵐山町,小川町,都幾川村,玉川村,川島町,吉見町,鳩山町,東秩父村,さいたま市
その他の地域もご相談に応じます。
コメントする